持病治療のため北村滋国家安全保障局長が退任決定⇒功績が凄すぎて空いた穴を埋められる気がしない

北村滋氏が持病のために国家安全保障局局長を退任することが発表された。一国民として大変残念に思う。無事病気が完治すること、そして十分休息した後に戻ってくれることを願っている。日本の外交および安全保障の第一線で再び活躍してほしい。

出典:www.sankei.com

秋葉氏、あす国家安全保障局長就任へ 北村氏は療養で退任
2021/7/6 産経新聞

政府は6日の閣議で、外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障局(NSS)の北村滋局長(64)を退任させ、秋葉剛男・前外務事務次官(62)を充てる人事を決めた。7日付。北村氏が股関節の治療で手術と入院が必要となったため、退任させる。




▼長きにわたり日本の安全保障最前線で活躍してきた北村氏の功績を抜粋

安倍前総理の大抜擢を受けてNSS局長就任

出典:digital.asahi.com

2019年当時のNSS

北村氏は2006~07年の第1次安倍内閣での警察庁出身の首相秘書官。兵庫県警本部長などを務めた後、民主党政権下の11年12月に内閣情報官に就任し、12年の年末から政権に復帰した安倍首相のもとで留任した。国内外の情報収集活動を統括し、情報官当時から週数回のペースで首相への報告で面会を繰り返した。対北朝鮮でも、外交ルートとは別の「情報機関ルート」構築を図った。

その後、19年9月の内閣改造と合わせて、NSS局長に就任した。前任は谷内正太郎元外務事務次官。

トランプ前大統領やプーチン大統領など大国のトップとの会談を次々とこなした

20年1月に米国とロシアを相次いで訪問すると、トランプ米大統領、プーチン露大統領と短時間ながら面会し、閣僚でもない北村氏への厚遇が際立った。

今春の予定だった中国の習近平国家主席の国賓訪日(延期が決定)を巡っては、中国外交担当トップの楊潔篪・中国共産党政治局員らと折衝を重ねた。政府関係者は「大国が安倍首相に近い存在として北村氏を重視している証拠だ」と指摘する。

出典:www.newsweekjapan.jp

2020年1月 北村氏、トランプ前大統領と直接会談(スゴイ)
トランプ大統領「君が俺の親友の『ナショナル・セキュリティ・アドバイザー』か!」

「君が俺の親友、シンゾーの『ナショナル・セキュリティ・アドバイザー』か!」

1月8日(日本時間9日未明)、米ワシントン・ホワイトハウス。訪米中の北村氏は、建物の主であるトランプ氏から歓待を受けた。

(中略)
米大統領が海外政府の首脳以外と面会することは極めてまれだ。米国が北村氏の存在に一目を置いていることを裏付けた。

出典:www.sankei.com

2020年1月 北村氏、プーチン大統領と直接会談(スゴイ)
プーチン大統領「安倍総理にヨロシク」

日本側には、直前までプーチン氏が本当に約束を守るのか懐疑的な声が上がっていた。まして、北村氏は首脳でもない。「長時間待たされた揚げ句、時間切れ」(関係者)となる展開も予想されたが、プーチン氏は予定通り姿を現した。

プーチン氏「安倍首相にくれぐれもよろしく伝えてほしい。(日露首脳会談を)いつ、どこで行えるか話したい」
引用元:www.sankei.com(引用元へはこちらから)

今回退任する北村滋氏は、NSS局長に就任後間もない昨年1月にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談しました。プーチン氏は、北村氏が安倍首相の意向に通じている側近だと評価したからこそ、会談に応じたのでしょう。北村氏は内閣情報官時代も、プーチン氏の側近のナルイシキン対外情報庁長官をカウンターパートに首脳間のパイプ役を務めていました。

今回の交代は、安倍氏が進めた対ロ外交の一区切りを象徴する人事になりそうです。

日米関係強化に寄与したとして功労章まで受章してしまった(極めて異例)

政府は26日、北村滋国家安全保障局長が米国防総省特別功労章を受章したことを明らかにした。米国政府から25日に伝達された。日米同盟の強化や日本政府が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」の下での協力推進への貢献が評価された。受章は昨年12月付け。

国家安全保障局によると、同章は1947年に創設され、政治家や民間人、外国人らに米国防長官が授与する最高級の勲章。過去にクリントン、ブッシュ(子)、オバマ各元大統領やスティーブン・スピルバーグ監督らが受章しており、日本人は極めて異例という。

引用元:www.sankei.com(引用元へはこちらから)

安倍前総理に続き、菅総理も北村氏へ厚い信頼を寄せた

北村氏は情報官時代、菅官房長官と歴代駐日米国大使の朝食会を定例化し、自らも同席してきた。菅氏が北村NSS局長の人事について「米国も中国も韓国も北村が色々やってきた。北朝鮮も外務省ルートが細いから北村ルートだ」と周囲に語ったこともある。

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自民党の新総裁に選出された菅義偉官房長官は、官僚トップの官房副長官に杉田和博氏(79)、外交・安全保障政策の司令塔である国家安全保障局(NSS)の局長に北村滋氏(63)を再任する方針を固めた。菅氏の側近である和泉洋人首相補佐官(67)も再任する。

首相官邸の事務方の幹部を続投させ、危機管理体制や政策の継続性を保つ狙いがあるとみられる。

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米バイデン政権への移行直後、尖閣防衛は日米安保条約対象であると確認に成功した

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日米高官が初電話協議 尖閣は日米安保適用範囲

北村国家安全保障局長は、21日夜、アメリカのサリバン大統領補佐官とバイデン政権発足後、初めて電話で会談し、日米同盟の重要性で一致した。 この中でサリバン氏は、 …

北村滋国家安全保障局長は21日、米国のサリバン新大統領補佐官(国家安全保障担当)と初の電話会談を行った。

サリバン氏は、バイデン新政権が米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条を沖縄県・尖閣諸島にも適用し、「日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する」と述べた。

引用元:www.jiji.com(引用元へはこちらから)

サリバン氏と連携して菅総理×バイデン大統領による日米首脳会談の調整役を務めた

出展:Youtube

【速報】訪米の菅首相、バイデン大統領と会談

アメリカを訪れている菅総理大臣とバイデン大統領の会談の模様が入ってきました。 今年1月の就任後、ホワイトハウスに初めて外国の首脳を迎え入れたバイデン氏は、「菅 …

北村滋国家安全保障局長は14日、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と電話協議し、米ワシントンで16日に予定している日米首脳会談に向けて意見交換した。中国の海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル問題をはじめとする会談のテーマを巡り詰めの調整を行ったとみられる。

引用元:mainichi.jp(引用元へはこちらから)

▼退任する北村氏を労うと同時に、NSSの行く末を憂う声が集まっている

出典:www.nikkei.com

外務省出身の秋葉氏が後任ということで日本の対中政策の変節が心配されている。

▼国内のみならず、海外メディアが北村氏の退任にショックを受けている

出典:girlschannel.net

6月に北村氏退任の可能性が報じられた直後、まだ不確定情報だった頃から海外メディアはザワついていた。
北村氏のNSS局長としての功績を讃え突然の退任を惜しみ、そして後任の秋葉氏への不信感を吐露している。

主にEU関連を扱う『European Views』

“Japan’s clear current policy goal of liaising with its European and American partners to put pressure on Beijing could be called into question, however, if unconfirmed reports in the Japanese media prove true. The reports claim that Shigeru Kitamura, the Japanese National Security Secretariat’s Secretary General, is slated to be replaced by senior diplomat Takeo Akiba.”

日本のメディアでの未確認の報道(北村局長の退任報道)が真実であることが証明されれば、北京に圧力をかけるために欧米のパートナーと連絡をとるという日本の明確な現在の政策目標は疑問視される可能性があります

報道によれば、日本の国家安全保障事務局の北村滋事務局長は、上級外交官の秋葉剛男に交代する予定である。

”For one thing, it would be a shame to lose Kitamura’s knack for knitting together disparate forces—he has proven a smooth operator with both the Trump and Biden administrations, suggesting that he could play an important role in building a strong democratic front stretching between Asia, Europe and North America.”

異質な勢力同士を結びつけることにおける北村氏の才能を失うのは残念だ。彼はトランプ政権とバイデン政権の両方でスムーズなオペレーターであることが証明されており、それはアジア間に広がる強力な民主化前線を構築する上で重要な役割を果たすことができることを示唆している。

フランスメディア『La Revue Internationale』

”Acteur clé du dispositif sécuritaire japonais et pro-occidental assumé, Shigeru Kitamura irrite cependant l’administration chinoise.”

《意訳》
日本の親欧米派であり、日欧米の安全保障協力の主要なプレーヤーである北村滋氏は、その実績により中国政府を苛立たせている。

”Pékin voit d’ailleurs d’un bon œil les rumeurs, encore non confirmées, autour de la nomination à son poste de Takeo Akiba, un diplomate chevronné connu pour sa mansuétude à l’égard de la Chine. Ce qui pourrait refroidir fortement les liens tissés entre le Japon, les États-Unis et l’Union européenne”

《意訳》
北京は、中国に寛大と言われるベテラン外交官・秋葉剛男氏の国家安全保障局長就任の噂を歓迎している。

このことで 日本、米国、欧州連合の間で築かれた関係が大いに冷えてしまう可能性がある

一国民として北村氏のNSS局長退任を極めて残念に思う

治療を終え十分英気を養った後に戻ってくることを願っている。
そして再び日本の外交および安全保障の第一線で活躍してほしい。






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