廃液4千リットル流出 県と市公表せず 下流では死んだ魚が見つかる

長野県茅野市内の製造会社から銅を含む廃液約4千リットルが流出していたことが分かった。市と県は流出を把握していたが、公表はしていなかった。地元漁協が魚類への影響を指摘している。

流出が分かったのは7日朝。同市米沢のプリント基板製造会社が廃水処理装置から処理途中の廃液が漏れ出ているのを見つけて回収し、約10時間後の同日夕に市に報告した。同社によると漏出量は最大4千リットルで、一部が敷地外に流出したとみている。

 市の報告で立ち入り検査をした県諏訪地域振興局によると、廃液は「銅を中心とした凝集剤」。詳しい分析結果はまだ出ていない。

 報告を受ける前の7日午前、同局に茅野市の上川でアマゴ10匹が死んでいるという連絡があり、県市の職員が現場で確認していた。現場は流出現場の2キロ下流だが、因果関係は分かっていない。同課は「アマゴは固まって死んでいた。病死ではなさそうだ」と話す。

 諏訪東部漁協の矢島孝昭組合長によると、死んでいた魚はアマゴ、アユ、カジカ。「7日から3日間、釣り人から『死んだ魚が流れてくる』というかなりの問い合わせがあった。死んだ魚の量は見当がつかない」と明かす。「ヒレや頭が溶けた魚もいた。酸の影響ではないか」と話した。




twitterより






おすすめの記事