滋賀大津園児事故、直進車の不起訴に遺族が「注意義務怠った」と不服申し立て

大津市で2019年、右折車と直進車の衝突に巻き込まれ、散歩中の保育園児ら16人が死傷した事故で、遺族らは7日、直進車を運転していた女性を不起訴とした大津地検の処分を不服として、大津検察審査会に審査を申し立てた。

申立書は直進車の女性が交差点の100メートル以上手前で、少なくとも2台の車が連続で右折するのを認識していたと指摘。さらに衝突した車両も右折しようとしたのに、女性は進路を譲ってもらえると思い込み、減速せず約56キロで交差点に進入しており、「事故を未然に防ぐ注意義務を怠った過失があり、不起訴処分は不当だ」と主張している。

 この日、亡くなった男児(当時2歳)の保護者は「ブレーキも踏まず息子たちに痛い思いをさせた以上、罪がない人にはできません。たった2歳で死んだ息子のために、私たち残された家族がしてあげられるのは、それぐらいしかありません」とのコメントを公表。代理人の石川賢治弁護士は「直進車が優先される場面でも、危険がないか確認する注意義務が免除されるわけではない。安易な思い込みによる運転に警鐘を鳴らしたい」と話した。
 右折車を運転していた女性は同法違反(過失致死傷)などの罪に問われ、大津地裁が20年2月、禁錮4年6月の実刑を言い渡した。女性は同年4月に控訴を取り下げ、判決が確定した。

twitterより






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